フランス語学留学2019-2020

フランス語学留学の記録

【仏留学中止】移動制限措置発動中の帰国①

17日正午より発令されたフランスの外出制限の内容(※現在は夜間外出禁止令もある等の変更があります)です。こうした制限が掛かる中で、私はリヨンからパリへ移動し、日本へ帰国しました。

 

●《野外における集会,友人や親族との会合は禁止》

→理由がなければ親族ですら自由に会いに行くことができない。

 

●《1メートルの距離を守り接触を避けた形での買い物》は認められる。

→私が住んでいたリヨン市のとあるスーパーの入口の前には10人ほどの列ができていました。店内に一度に入れる人数が制限されていたからです。これも全て、距離を取るため。

ちなみに、会計の際、受け渡しによる店員と客の手の接触を阻止するため、現金の利用は禁止され、レジ係はゴム手袋とマスクを装着していました。

 

●《通院,テレワークが困難な場合の通勤,若干の運動といった必要な外出》、また《子供の保育又は脆弱な人の支援のための移動》は許可される。

●《運動(個人で行い,自宅の周囲で,人の集まりを伴わないものに限る)》

●《規則に反した者は罰則を受ける》

 

なお、許可されている移動であっても、許可証の携帯は必須となります。個人の移動の場合は自身で作成しますが、仕事の場合は会社や上司の許可がいるようでした。26日現在は、行き先や移動時間も書かなければいけないようですが、17日時点の項目は、「氏名、自身の住所、外出の目的」でした。

 

領事館に確認したところ、「帰国のための移動」は許可項目に含まれていないが、念のため日本へ帰る旨を記載した許可証を携帯し、パスポートと旅券を手元に用意しておけば問題はないだろう、ということでした。私は、途中で検察対象になることはありませんでしたが、帰国の際に「パスポート持った、Eチケットはここに保存した、外出許可証も持ってる」と確認するなんて、まるで行きとは違う星から出て行くような気がしました。リヨンの街はよく晴れていて、車通りも多く、最後にタクシーから数日ぶりにローヌ川を見ることができて、嬉しかったことを覚えています。